WebサイトのURLは、ユーザーや検索エンジンにページの内容を伝える重要な要素です。URLを短く分かりやすい構造に整えることで、検索結果やSNSでの視認性が高まり、サイト内の管理やリンクの共有もスムーズになります。一方で、複雑な文字列や不要なパラメータを含むURLは、内容が伝わりにくくなるだけでなく、検索エンジンのクロール効率低下や重複ページの発生原因となる場合があるため調整が必要です。
さらに、具体的な表記方法として日本語URLを使用すべきか、半角英数字で設定すべきか迷う人もいるでしょう。
本記事では、URL構造とSEOの関係やSEOに適したURLの作り方のほか、日本語URLのメリット、デメリットや適切な設定方法について解説します。

URL構造とは
URL構造とは、Webページの場所を示すURLが、どのような要素で構成されているかを表すものです。一般的なURLは、「https」などの通信方法を示すスキーム、Webサイトを識別するドメイン、ページやコンテンツの場所を示すパスなどで構成されています。URLによっては、パラメータやページ内の特定位置を示すフラグメントが含まれることもあります。
たとえば「https://example.com/blog/seo-url」の場合、「https」がスキーム、「example.com」がドメイン、「/blog/seo-url」がパスに該当します。ページの内容が分かる単語を使い、論理的で読みやすいURLを設定することで、ユーザーがリンク先を予測しやすくなります。URLはWebページのアドレスであると同時に、サイト内のコンテンツを整理し、構造を分かりやすく示すための重要な要素の一つです。

URL構造がSEOに与える影響
URL構造は、検索順位を直接大きく左右する要素ではありませんが、SEOにおいてサイト構造を検索エンジンに伝えるうえで重要な役割があります。ページ内容を簡潔に表したURLであれば、検索エンジンがページのテーマを理解する手がかりになります。
また、検索結果やSNS、外部サイトにURLが表示された際にも、ユーザーがリンク先の内容を予測しやすくなり、クリックする判断に役立ちます。一方、意味のない数字や記号、不要なパラメータを多く含む複雑なURLは、管理しにくくなるだけでなく、類似したURLが複数生成されることで重複ページの発生につながる場合があります。URLを短く分かりやすい形に整えることは、検索エンジンとユーザーの双方にとって理解しやすいサイトづくりにつながります。

SEOに適していないURLと適切なURLの例
SEOに適していないURL
SEOに適していないURLとは、ページの内容を判断しにくい、複雑で分かりにくいURLを指します。たとえば「example.com/page?id=12345&category=678」のように、意味のない数字や記号、不要なパラメータが多く含まれるURLでは、ユーザーがリンク先の内容を予測できません。
また、同じ内容のページに異なるパラメータが付与されると、重複URLが生成される可能性もあります。過度に長いURLや単語の区切りが分かりにくいURLも避け、簡潔で内容が一目で伝わる形に整えることが重要です。
SEOに適したURL
SEOに適したURLとは、ページの内容を簡潔に表し、ユーザーと検索エンジンの双方が理解しやすいURLです。たとえば、URLに関するSEO記事であれば「example.com/blog/seo-url」のように、内容を示すキーワードを短く含めます。
英単語はハイフンで区切り、小文字で統一するのが基本です。分かりやすいURLは、検索結果やSNSで表示された際にリンク先を予測しやすくなるほか、サイト内のページ管理にも役立ちます。

SEOに適したURLを作成する7つのポイント
- ページの内容を表すキーワードを含める
- URLは短くする
- 読みやすさを重視する
- 単語の区切りにはハイフンを使用する
- アルファベットは小文字で統一する
- 不要な単語や文字列を省く
- URLパラメータを適切に管理する
ページの内容を表すキーワードを含める
URLには、そのページで扱う内容を表すキーワードを含めましょう。たとえば、URLとSEOの関係を解説するページであれば、「example.com/blog/seo-url」のように、テーマを直感的に伝える単語を使用します。URLを見ただけでページの内容を推測できるため、検索結果やSNS、外部サイトにリンクが掲載された際も、ユーザーが安心してクリックできるようになります。
また、検索エンジンがページのテーマを理解するための補助的な情報にもなります。ただし、検索キーワードを過剰に詰め込んだ長いURLは、かえって読みにくくなるため、注意が必要です。ページの中心的なテーマを表す1〜3語程度に絞り、簡潔で自然なURLを設定することが大切です。URL単体でSEO効果を大きく高められるわけではないため、本文やタイトルの内容と一致させることも意識しましょう。
URLは短くする
URLは、ページの内容が伝わる範囲で短くまとめることが重要です。URLが長すぎると、検索結果やSNS、メールなどに表示された際に途中で省略され、ユーザーがリンク先の内容を判断しにくくなります。
また、コピーや共有の際に扱いづらくなり、入力ミスが発生する可能性も高まります。たとえば「example.com/blog/2026/category/seo/how-to-create-an-seo-friendly-url」のように階層や単語が多いURLよりも、「example.com/blog/seo-url」のように要点を絞ったURLのほうが分かりやすいでしょう。ただし、短くするために意味のない略語などを使用すると、かえって内容が伝わりにくくなります。
不要なディレクトリや重複するキーワードを削除し、ページのテーマを示す重要な単語だけを残すことが大切です。明確な文字数制限はありませんが、簡潔さと理解しやすさの両方を意識して設定しましょう。
読みやすさを重視する
URLを作成する際は、ユーザーが見ただけでページの内容を理解できる読みやすさを重視しましょう。意味のない数字や記号、不自然な略語が並ぶURLは、リンク先の内容を判断しづらく、ユーザーに不安を与える可能性があります。
たとえば「example.com/p?id=4582」より、「example.com/blog/seo-url」のように、一般的な単語を使って内容を明確に示したほうが理解しやすいURLです。また、複数の英単語を使用する場合は、単語同士を適切に区切り、一目で読み取れる形に整えることが大切です。
ただし、説明を詳しくしようとして単語を増やしすぎると、かえって読みにくくなってしまいます。専門用語や社内だけで通じる独自表現も避け、初めてサイトを訪れるユーザーにも意味が伝わる、簡潔で自然なURLを設定しましょう。
単語の区切りにはハイフンを使用する
URLで複数の英単語を使用する場合は、単語の区切りにハイフン(-)を使用しましょう。
たとえば、SEOに適したURLについて解説するページなら、「example.com/seo-friendly-url」のように表記するのが適切です。ハイフンで単語を区切ることで、個々の単語を識別しやすくなり、ユーザーがURLの意味を理解しやすくなります。一方、「seo_friendly_url」のようにアンダースコア(_)を使用したり、「seofriendlyurl」のように単語をつなげたりすると、文字列が読みにくくなる場合があります。区切り記号をサイト内で統一することは、URLの管理や命名ルールの明確化にも役立ちます。
ただし、ハイフンを多用するとURLが長く複雑になるため、ページの内容を示す重要な単語だけを選び、簡潔に設定することが大切です。
アルファベットは小文字で統一する
URLにアルファベットを使用する場合は、大文字と小文字を混在させず、小文字で統一しましょう。サーバーの環境によっては、大文字と小文字を別の文字として扱うため、「example.com/SEO-URL」と「example.com/seo-url」が異なるページとして認識される可能性があります。
その結果、アクセス時に404エラーが発生したり、同じ内容に複数のURLでアクセスできる状態となり、重複URLの管理が必要になったりする場合があります。また、表記が統一されていないと、URLの入力や共有時に間違いが起こりやすく、サイト運営者にとっても管理が複雑になります。ページ名やディレクトリ名は原則として半角英小文字を使い、サイト全体で共通の命名ルールを設けることが大切です。
すでに大文字を含むURLを使用している場合は、安易に変更せず、必要に応じてリダイレクトを設定しましょう。
不要な単語や文字列を省く
URLを設定する際は、スラッグ(URLのパス部分) にページの内容を伝えるために必要な単語だけを残し、不要な単語や文字列を省きましょう。
たとえば、「example.com/blog/how-to-create-a-good-seo-url」のようなURLは意味が伝わる一方で、「how-to」「a」などを削除し、「example.com/blog/seo-url」とすれば、内容を保ちながら簡潔にできます。また、日付、記事番号、カテゴリー名などを必要以上に含めると、URLが長くなり、ページを移動、更新した際に内容とのずれが生じる可能性があります。
ただし、短くすることだけを優先して、ページを識別するために必要なキーワードまで削除してしまわないよう注意が必要です。URLを見たユーザーが内容を予測できるかを確認しながら、重複する単語、意味の薄い修飾語、不要な階層を取り除き、簡潔で長期間運用しやすい形に整えることが大切です。
URLパラメータを適切に管理する
URLパラメータとは、URLの末尾に「?」や「&」を使って付加される情報で、商品の絞り込み、並び替え、広告の効果測定などに利用されます。
たとえば「example.com/products?color=black」の「color=black」がURLパラメータです。便利な一方、パラメータの組み合わせによって内容がほぼ同じURLが大量に生成されると、検索エンジンのクロールが分散したり、重複ページとして扱われたりする可能性があります。不要なパラメータは削除し、計測用のURLを内部リンクに使用しないなど、用途を整理しましょう。
同じ内容のページに複数のURLでアクセスできる場合は、canonicalタグで優先するURLを指定することも重要です。サイトの仕様を確認しながら、必要なパラメータだけを使用し、不必要なURLの拡散を防ぎましょう。

日本語URLのメリット
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URLを見ただけでページの内容を理解しやすい
日本語URLは、日本のユーザーがリンク先の内容を直感的に把握しやすい点がメリットです。たとえば「example.com/日本語URL」のようにページのテーマを示すことで、英語に不慣れなユーザーでも、アクセス前にどのような情報が掲載されているかを判断しやすくなります。 -
日本語のキーワードをそのまま使用できる
商品名やサービス名、地域名など、日本語で使われるキーワードをURLにそのまま含められます。英語へ置き換える必要がないため、日本のユーザーに馴染みのある言葉でページの内容を表現できます。ただし、キーワードを含めただけで検索順位が大きく上がるわけではありません。 -
検索結果やリンク上でユーザーの目に留まりやすい
検索結果やSNS、外部サイトなどで日本語のまま表示されれば、英数字だけのURLよりも内容を判断しやすく、ユーザーの目に留まる可能性があります。リンク先が明確に伝わることで、クリックする際の安心感にもつながります。SEO効果よりも、国内ユーザーにとっての分かりやすさが主な利点です。

日本語URLのデメリット
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共有時にURLが長い英数字へ変換されることがある
日本語URLをコピーしてSNSやメールに貼り付けると、日本語部分が「%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E」のような英数字に変換される場合があります。これはURLエンコードと呼ばれる仕組みによるものです。リンク先へのアクセスには通常問題ありませんが、URLが長くなり、ページの内容を判断しにくくなります。 -
コピーや入力がしにくく、見た目も複雑になりやすい
日本語URLは、半角英数字のURLと比べて手入力しにくく、コピペした際の見た目も複雑になりやすい点がデメリットです。リンクをメールや資料に掲載した際に文字列が長くなると、途中で改行されたり、ユーザーに不自然なURLだと思われたりする可能性があります。 -
一部のツールやシステムで正しく処理されない場合がある
現在の主要なブラウザでは日本語URLを扱えますが、一部のアクセス解析ツールや外部サービス、古いシステムでは、文字化けやリンク切れが発生する場合があります。SEO上、日本語URLの使用自体に大きな問題はありませんが、共有や管理のしやすさを重視する場合は、短く分かりやすい半角英数字のURLが適しています。

日本語URLの適切な設定方法
日本語URLを設定する場合は、短く分かりやすい単語に絞り、ページの内容と一致させることが重要です。長い文章をそのままURLにすると、コピー&ペーストや共有時にエンコードされて極端に長い文字列になってしまうため、商品名やサービス名、地域名など、内容を端的に示すキーワードのみを厳選して使用しましょう。
また、同じサイト内で日本語URLと英数字URLを無計画に混在させると管理しにくくなるため、あらかじめ命名ルールを決めて統一することも大切です。新規ページでは、リンク共有や管理のしやすさを考慮し、基本的には短い半角英数字のURLを使用する方法が無難です。すでに公開している日本語URLは、SEO目的だけで安易に変更せず、変更する場合は旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定しましょう。
まとめ
URL構造は、検索順位を直接決定する大きな要因ではありませんが、ユーザーと検索エンジンの双方にページの内容を正確に伝えるうえで重要な役割を果たします。SEOに適したURLを作成するには、ページのテーマを表すキーワードを含め、短く読みやすい形に整えましょう。英単語の区切りにはハイフンを使い、アルファベットは小文字で統一します。
また、不要な単語や階層、パラメータを減らし、同じ内容のURLが複数生成されないよう管理することも大切です。日本語URLは内容を直感的に伝えやすい一方、共有時に長い文字列へ変換されるなどのデメリットがあります。新規ページでは半角英数字を基本としつつ、サイトの目的や利用者に合わせて判断しましょう。公開済みURLは安易に変更せず、変更時は301リダイレクトなどの対応が必要です。
SEO URLに関するよくある質問
URLにキーワードを含めるとSEOに効果がある?
URLにページ内容と関連するキーワードを含めると、ユーザーや検索エンジンがページのテーマを理解するための補助になります。ただし、URLへキーワードを入れただけで検索順位が大きく上がるわけではありません。
URLの長さはSEOに影響する?
URLの長さ自体が検索順位を直接左右するとは限りません。ただし、長すぎるURLは内容を把握しにくく、コピーや共有、サイト管理もしづらくなります。ページの内容が伝わる範囲で、不要な単語や階層を省いた短いURLを設定しましょう。
URLを変更するとSEOに影響する?
URLを変更すると、旧URLに蓄積された検索評価や外部リンクを引き継ぐことができず、検索順位に影響を及ぼすリスクがあります。変更が必要な場合は、旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定し、内部リンクやXMLサイトマップも更新しましょう。
日本語URLはSEOに効果がある?
日本語URLにすることで検索順位が直接上がるとは限りません。ただし、URLにページ内容と関連する日本語キーワードが含まれていれば、検索エンジンやユーザーがページのテーマを理解するための補助になります。特に検索結果やリンク上で日本語のまま表示された場合は、国内ユーザーが内容を把握しやすくなるでしょう。




